岩手県からの留意事項
岩手県内において、このところ感染源の推定が困難な事例が連続して確認されていることから、岩手県新型コロナウイルス感染症対策専門委員会のコメントを踏まえ、下記の事項に留意するようお願いします。
基本的な感染対策の実施
- 手洗い、常時マスク及び咳エチケットを励行する。
- 密閉、密集、近距離での会話や発声等を避ける。
- 室内の換気、湿度の調節を心がける【冬期間】。
追加的な感染対策の実施(奨励)
- 【県民及び岩手県来訪者】常時マスク着用、3密を伴う会合等の回避
ユニバーサルマスキング(常時マスク着用)を実施すること、また、集合による酒食を伴う宴会(少人数でも結果として集団の中に入る場合を含む。)、狭小な個室での会合、必要な感染予防策なしでの至近距離かつ長時間の接触(濃厚接触)等を避けること。 - 【事業所】健康状態・行動歴の記録
業務管理の一環として、職員全員が2週間前からの健康状態と行動歴を遡れるように記録する取組を推奨すること(体温測定と自覚症状、周囲の同僚家族の状況も含む)。
- 【接待を伴う飲食店の利用者と従事者】接触情報、連絡先情報の記録
接触確認アプリ「COCOA」のインストール又は連絡先を記録(来店時)すること(匿名客の抑制・把握が、結果的に営業自粛等の回避につながること)。
- 【医療機関】積極的な検査の実施
病院の救急診療部門や医師会会員医療機関にあっては、若年成人(15 〜 39 歳、特に 18 歳以上)、飲食店職員及び集団利用歴のある者のうち、有熱者については、独居であっても生活行動範囲が広いことから、より積極的に抗原検査あるいはPCR検査に繋げること(積極的に診療・検査医療機関の指定を受けること)。
Q&A
Q:常時マスクの推奨については、食事の際はどうすべきか。また、運動時や屋外ではどうすべきか。
回答および解説
- 集団の全員が常時マスク装着に努める(ユニバーサルマスキング)を行うことは、それぞれのマスクが完璧なウイルス阻止性能を有していない場合であっても、人々が相互に装着することで感染リスクが軽減できるという研究を根拠としています。
- 原理的に、距離が十分に確保できる状況ではマスクを外すことも可能ですが、一般的な社会生活では頻繁にマスクの脱着を行うことになります。そのため、装着した状態を基本とするものです。
- 食事の際にはマスクを外さざるを得ませんが、会話しながらの食事は座席に充分な距離が必要となります。2m程度の距離が確保できない状況では、食事と会話を別々の行為と考えて食後にマスクをした上で会話することを推奨します。
- マスクは個々の材質や性能よりも、マスク周辺からの漏れがない装着方法が推奨されます。
- また、マスクを併用しない状態での、フェースシールドやマウスシールドの使用は推奨されません。
- 飲食店の従業員等、不特定多数との接遇を伴うみなさんにおいてはフェースシールドやマウスシールドとマスクは必ず併用していただくようお願いします。
- 運動時や屋外であって、他の人々との距離が十分に確保可能な状況ではマスクを外すことも可能です。そのような場合でも、会話をする場合にはマスクを装着することを推奨します。
感染リスクが高まる「5つの場面」には、特に注意しましょう!
「新しい生活様式」による感染拡大予防について、引き続きご協力をお願いします!
5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージいただけるよう、今後、日常生活の中で取り入れていただきたい実践例をお示しいたします。


厚生労働省より発表された「新しい生活様式の実践例」はこちらをクリックしてご確認ください。
人との接触を8割減らす10のポイント
政府の新型コロナウイルス感染症専門家会議から、4月22日に「人との接触を8割減らす、10のポイント」が示されました。
これまで基本的な感染症対策として、手洗いや咳エチケット等の重要性、クラスター(集団感染)が生じやすい、「3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)」の回避などを呼びかけてきました。
これらに加えて、緊急事態宣言の中、今後の流行をおさえるためには、「人との接触を8割減らす」ことが重要であるとされました。
不要不急の外出を控えることなどに積極的にご協力いただいているところですが、改めて日常生活において「接触を減らす」工夫として「手洗い、咳エチケット等の感染対策」、「『3つの密』の回避」とともにご活用いただくようお願い致します。