令和6年第1回岩手町議会臨時会会議録

 

1、令和6年第1回岩手町議会臨時会は、令和6年1月30日午前10時、岩手町議会議場に招集された。

 

1、今期臨時会に提出された事件は、次のとおりである。

 (1)議案第1号 令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)

 (2)議案第2号 令和5年度岩手町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

 (3)議案第3号 印鑑条例の一部を改正する条例の制定について

 (4)議案第4号 岩手町手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について

 (5)議案第5号 岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて

 (6)議案第6号 岩手町立沼宮内小学校校舎(管理棟)大規模改修工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて

 

1、本日の出席議員は、次のとおりである。

   議員第1番 佐々木 義 昭 | 議員第9番  橋 幸 子

      2番 武 田 光 清 |    10番 朽 木 元治郎

      3番 府 金 義 明 |    11番 小 島 英 亮

      4番 伊 藤 正 信 |    12番 田 村   正

      5番 千 葉 岩 男 |    13番 田 中 二 郎

      6番 福 士 範 美 | (議長)14番 武 田   茂

      7番 松 山 宗 治 |

 

1、本日の欠席議員は、次のとおりである。

  なし。

 

1、職務のため議会議場に出席した議会事務局の職員は、次のとおりである。

  議会事務局長  八 戸 裕 雄 | 議事係長   大 巻 和 紀

 

1、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため議長より出席を求められた者は、次のとおりである。

  町長      佐々木 光 司 | 長寿介護課長  村 伸 男

  副町長     吉 田 和 彦 | 農林課長兼農業委員会事務局長

  教育長     佐 藤   卓 |        田 中 盛 夫

  総務課長    佐 藤 秀 樹 | 建設課長   工 藤   晋

  会計管理者兼税務会計課長    | 水道事業所長 宮 田   誠

          須 賀 太仁子 | 学校教育課長 井 上 祐 司

  企画商工課長  熊 谷 洋 造 | 社会教育課長 西 島 寿 紀

  みらい創造課長 地 舘 浩 二 | 中央公民館長兼図書館長

  町民課長    竹 花 勇 治 |        滝 川   勉

  健康福祉課長  千 葉 英 之 | 総務課長補佐  橋 宗 介

                  | 監査委員   佐々木 由 和

 

(午前10時00分開会)

 

    ◎開会・開議の宣告

議 長 ただいまから令和6年第1回岩手町議会臨時会を開会いたします。

    ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

    これから本日の会議を開きます。

 

    ◎会議録署名議員の指名

議 長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

    会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により当職より指名いたします。

    11番、小島英亮君、12番、田村正君、13番、田中二郎君のご3名にお願いします。

 

    ◎会期の決定

議 長 日程第2、会期の決定を議題とします。

    お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(異議なしの声)

議 長 異議なしと認めます。

    したがって、会期は本日1日間と決定いたしました。

    なお、議事日程はお手元に配付したとおりでありますので、ご了承願います。

 

    ◎町長の挨拶

議 長 町長より発言の申出がありますので、これを許可します。

    町長。

町 長 本日は、令和6年第1回岩手町議会臨時会を招集いたしましたところ、ご多用にもかかわりませずご出席を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。

    先ほど黙祷をささげましたが、本年正月、元旦の能登半島地震では、大変甚大な被害が発生いたしました。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。一日も早い復旧を願っております。

    なお、本日より8日間、県の取りまとめで、岩手町役場でも役場職員1名を被災地に派遣いたしております。被災地の状況調査等に当たることとしております。

    さて、今臨時会にご提案申し上げております案件は、令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)をはじめ6案件でございます。いずれも町政を飛躍、発展するために重要な案件でございますので、慎重なるご審議をいただき、ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

    ◎諸般の報告

議 長 日程第3、諸般の報告に入ります。

    地方自治法第180条の専決処分に係る報告を求めます。

    総務課長。

総務課長 専決処分の報告でございます。地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したことから、同条第2項の規定により報告するものでございます。

    議会の議決を経て締結した工事請負契約に係る変更契約についてでございます。

    工事名、その他町道吉谷地前ヶ沢線道路災害復旧工事(53号御堂の2)について、令和5年1218日に専決処分したものでございます。

    令和5年6月19日に議会の議決をいただいたものでございますが、変更前の契約金額5,412万円を今回1388,200円減額し、契約金額を5,2731,800円に変更したものでございます。

    主な変更内容でございますが、コンクリートブロック積み工において、当初床堀を土砂と想定しておりましたが、実際は軟岩であったこと、防護柵工においてガードレールの施工延長を8メートル延長し、74メートルとしたこと、また仮設工において工事用道路の位置が変更になったことにより、敷き砂利及び交通誘導警備員に係る費用が不要になったことなどにより変更したものでございます。

    専決処分の報告については以上でございます。

議 長 諸般の報告を終わります。

 

    ◎議案第1号〜議案第6号までの上程、説明、質疑、討論及び採決

議 長 日程第4、議案第1号 令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)、日程第5、議案第2号 令和5年度岩手町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、日程第6、議案第3号 印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、日程第7、議案第4号 岩手町手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、日程第8、議案第5号 岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて、日程第9、議案第6号 岩手町立沼宮内小学校校舎(管理棟)大規模改修工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて、以上6案件を一括議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    副町長。

副町長 ただいま議題に供されました6案件につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。

    初めに、議案第1号 令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,7535,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1011,1987,000円にしようとするものでございます。歳入の主なものといたしましては、普通交付税の増、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の増などに伴う国庫支出金の増、財政調整基金繰入金の減などでございます。歳出の主なものといたしましては、物価高騰対応重点支援事業扶助費の増、国保会計繰出金の増などでございます。

    続きまして、議案第2号をお願いいたします。議案第2号 令和5年度岩手町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,8191,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ158552,000円にしようとするものでございます。歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税の減、普通交付金の増などによる県支出金の増、普通交付金の増などによる一般会計繰入金及び国保財政調整基金繰入金の増、県国保財政安定化基金貸付金の増などでございます。歳出の主なものといたしましては、保険給付費の増、国民健康保険事業費納付金の減、予備費の増などでございます。

    次に、議案第3号をお願いいたします。議案第3号 印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。この条例案につきましては、個人番号カードを利用し、コンビニエンスストアの多機能端末機を介した印鑑登録証明書の交付を可能とするため改正しようとするものでございます。

    続きまして、議案第4号をお願いいたします。議案第4号 岩手町手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。この条例案につきましては、戸籍法の一部を改正する法律の施行に伴う戸籍証明等の発行手数料の改正及びコンビニ交付サービス開始に伴う証明手数料等を改定しようとするものでございます。

    次に、議案第5号をお願いいたします。議案第5号 岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてでございます。内容につきましては、1、工事名、岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事。2、工事場所、岩手町大字川口第15地割地内。3、請負金額、5,170万円。4、受注者、岩手町大字沼宮内第9地割138番地3、株式会社八戸建設でございます。

    続きまして、議案第6号をお願いいたします。議案第6号 岩手町立沼宮内小学校校舎(管理棟)大規模改修工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてでございます。この工事につきましては、令和5年6月19日に議会の議決をいただき、その後令和5年1215日に第1回目の変更契約に係る議会の議決をいただいたものでございます。今回第2回目の変更につきましては、工事内容の一部変更により契約金額を407万円増額し、1億8,590万円に変更しようとするものでございます。主な変更内容といたしましては、改修用ドレン取付け、普通教室の掲示板の新設、天井点検口取付け、消火栓弁交換に係る数量の増によるものでございます。

    以上、提案理由の概要につきましてご説明申し上げましたが、慎重なるご審議の上、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。

議 長 説明が終わりましたので、これより審議いたします。

    議案第1号 令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)について質疑に入ります。質疑ありませんか。

    千葉岩男君。

5 番 まず、4ページ、5ページ、債務負担行為補正ということで、先日の全員協議会で4月からプラスチックの資源化に関わる分別収集を開始しますという、一番下に変更分の債務負担行為を設定予定というふうに書いてありますが、資料を持ち合わせていないので、この金額は変更後のやつなのかどうかを説明お願いします。

議 長 町民課長。

町民課長 ただいま4ページ、5ページ、債務負担行為の補正についてご質問でございました。この債務負担の追加につきましては、令和6年、令和7年の2か年分の契約に伴う増額分が1,800万円の限度額となってございます。

議 長 千葉岩男君。

5 番 21ページ、19節扶助費ということで5,500万、物価高騰云々ということで、これは事業一覧のところに説明が載っております。それで、1世帯当たり10万円を給付する戸数、1人5万円を給付する子供の人数を教えてください。

議 長 健康福祉課長。

健康福祉課長 21ページ、物価高騰対応重点支援事業扶助費に関する支給の世帯数、お子さんの数のご質問ございました。世帯数、住民税均等割のみ課税等の世帯を450世帯と見込んでおります。ここで4,500万円を見込んでおります。そして、お子さんのほうは、住民税均等割のみと住民税非課税の世帯のお子さんということで、こちらについては200人、1,000万円を見込んでおりまして、合計5,500万円ということでございます。

議 長 千葉岩男君。

5 番 その下の14節の工事請負費、中身の説明をお願いします。

議 長 健康福祉課長。

健康福祉課長 21ページ、保育施設改修等工事費でございます。こちらにつきましては、今月中旬に川口保育所の配管において漏水が確認されたことから、現状応急措置により対応しているところでございますが、本工事費により本格復旧を行うものでございます。

議 長 小島英亮君。

11番 25ページの委託料で、不動産調査委託料50万の内容をお願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 ただいまご質問いただきました、25ページ、不動産調査委託料でございます。こちら町の事業で、沼宮内高校の魅力化事業を進めております。その中で、県外からの留学生の受入れということで、現在下宿という形で進めているところでございますが、今後引き続き継続するに当たり、町の施設として寮という形で運営するに当たり、既存の施設を取得するに当たって、その施設が建築基準上または防火管理上、適切なものなのかどうなのかという調査をしたいというところで、今回50万を計上させていただきまして、これで進めたいという中身でございます。

議 長 小島英亮君。

11番 まず、将来的には寮に使うという予定でございますか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 町の施設として、沼宮内高校の寮ということで進めたいというふうに考えてございます。

議 長 伊藤正信君。

4 番 17ページ、財政調整基金繰入金3,500万余り減額になっていますけれども、この残高をお願いします。

    それと、23ページ、27節繰出金、国保会計繰出金が1,200万余り、これの内訳というか、お願いします。

議 長 総務課長。

総務課長 17ページの財政調整基金の残高でございますが、現在のところ8億7,9803,000円ほどになっております。

議 長 町民課長。

町民課長 23ページ、繰出金でございます。こちらは、一般会計から国保会計へ繰り出すものでございます。3つございまして、上から財政安定化支援事業分ということで、こちらの内容ですが、低所得者や高齢者などを多く抱えます国保、こちらに対する支援措置ということで交付するものでございます。

    その下の保険者支援分でございますが、こちらは国保税軽減対象者、こちらの人数に応じまして、平均保険税の一定割合を交付するものでございます。

    次の保険税軽減分につきましては、国保税の軽減、いわゆる7割、5割、2割軽減、こちらの軽減分に相当する額を繰り出しするものでございます。

議 長 伊藤正信君。

4 番 すみません、歳入、町債が900万というところはどこかにありましたか。国保の部分で繰入金以外に、県から借入ということで900万ありましたよね。これ、今財政調整基金残高3,500万余り減額したのですけれども、そんな残高に対しては何%も変わらないような気がするのです。それで、この900万というのを町債ではなく資金内で調達というか、そういうことは考えられなかったのでしょうか。

議 長 町民課長。

町民課長 国保会計につきましては、この後の議案のほうで町債の議決をいただくわけでございますが、国保会計につきましては、基本的には国保税、また国等からの公的費用によって賄うというのが原則でございまして、法定繰入れにつきましても、これは法定の中で行うものというふうにされてございます。したがいまして、一般会計から財政を補うためのいわゆる法定外繰入れというものは、県等の指導により行わないようにということを指導されているものでございます。

議 長 田村正君。

12番 最初に、5ページお願いします。今回から、4月からということで、こういう措置を取るということでした。これは、住民にとっては負担だという思いの人が多いと思うのです。ですから、ここまで補正で入れるということは、もう開始するという認定も受けたのかという思いなので、町民への説明をどのように行うのか。これは、大変な中身ではないのかなと思うので、そういう点での考えはいかがなものでしょうか。それから、そういう点でこのプラの役割なり、内容についての担当職員の研修、そして人的対応はどういうふうに考えているのか。それから、回収した上での岩手・玉山における対応状況はどういうふうになるのかお尋ねをいたします。

    次に、21ページの物価高騰対策ですけれども、それに関わって、資料でコロナ対策の岩手町事業一覧の中の物価高騰に対するということで、住民税均等割のみ、それから非課税ということなのですけれども、改めてこの物価高騰の中で町民の所得状況ということで、前の低所得者に対する非課税世帯というところで、これたしか3,800世帯だというふうに記憶にありますので、改めてここで非課税世帯とはどういうものなのか。年金の収入、給料、それから事業収入など、様々あると思うのです。だから、そういう点で、この物価高騰の中でこういう人たちがどういう収入があって、どういった状況なのか、確認の意味も含めて、私も曖昧なので、説明をしていただければと思います。

    もう一つは、国民年金ですけれども、受給者は65歳から受給すると、たしか65歳の四十何%だと思ったのですが、その辺の状況、それから60歳、65歳、こうした特に国民年金における受給額といいますか、かなり古いですけれども、全国的には国民年金の受給者は、月当たりにして3万から4万ぐらいではないかというのもあります。当町におけるそうした点での国民年金の受給状況、改めて確認がこの物価高騰の中で必要だと思ったので、内容の分かる範囲で結構ですので、答弁を願えればと思います。お願いします。

議 長 町民課長。

町民課長 4ページ、5ページ、債務負担に関わる件でございます。このたび本年4月から、プラスチックの資源化回収を行うと、今回はそのためのごみ収集の委託料の増でございます。このプラスチックの収集に当たりましては、国のほうにプラスチック再商品化認定計画というものを提出しており、現在国からの認定を待っている状況でございます。内々には決定されるというお話はいただいておりますが、正式にはまだ来ておりません。近日中には認定されるものということで取り組んでいるものでございます。

    町民への説明という部分で、これが一番重要なわけでございます。国から正式に認可が下りた際には、すぐにでも住民説明をというふうに考えておりまして、2月中にまちづくり懇談会等も町内全域で行われますので、そういった機会を捉えながら行いたいと。また、各自治振興会等からの要請があれば、出前講座等で個別に説明会も行ってまいりたいというふうに考えております。

    次に、役割等についての研修、人的体制という部分につきましては、まず町の公衆衛生連絡協議会という会があるわけですが、昨年この公衆衛生連絡協議会の会員の皆様、20名余りでございましたが、プラスチックの資源化を行う再生工場のほうを視察させていただきました。そこで現地等も確認しながら、直接見て確認したところでございます。人的体制につきましては、現在の町民課環境係での体制をそのままで行うわけですが、いずれ課内様々な協力態勢で臨みたいと考えております。

    次に、回収に当たっての岩手・玉山環境組合の対応でございますが、今回のプラスチックごみ資源化につきましては、回収する場所が岩手町内にプラスチック専用の回収場所を今回設ける予定をしております。こちらは、回収を行う業者が設置する場所でございますが、そちらのほうに直接ごみを収集していくということで、岩手・玉山環境組合とすれば特段変更はないということになります。

議 長 健康福祉課長。

健康福祉課長 21ページ、物価高騰対応重点支援事業扶助費の関係で、住民税非課税世帯、住民税均等割のみ課税世帯の収入状況はどうなっているかというご質問がございました。住民税非課税世帯、12月議会で7万円給付議決いただきました支給対象見込み数、本町では1,800世帯でございますが、こちら国が今回低所得者、低所得世帯向けの給付に関して示した資料の収入の目安の部分で申し上げますと、住民税非課税世帯につきましては、例えば夫婦、お子さん2人の稼働年齢の世帯ですと、住民税非課税世帯の年収は255万円程度が目安ということでございます。そして、年金収入の世帯ですと、夫婦お二人の世帯ですと、住民税非課税世帯は年収210万円程度ということでございます。これが住民税均等割のみ課税世帯というふうになりますと、ご夫婦、お子さん2人の稼働世帯ですと年収270万円程度、そしてご夫婦、年金収入の世帯ですと220万円程度の収入ということで国が示しております。

議 長 町民課長。

町民課長 年金につきましてご質問でございました。本町の拠出年金の受給状況でございます。令和3年度実績でございますが、岩手町では5,302名の方が年金を受給されておりまして、総額で371,497万円余りの金額となっております。こちらを1人当たり平均で割り返しますと、1人年額70万円となります。月額で申し上げますと、5万8,000円ということでございます。

    ただいま田村議員のほうから繰上げ受給等のお話もございまして、それによりますと本来は65歳での受給となるわけですが、希望すると60歳から繰上げ受給というものがあります。仮に65歳でもらうものを60歳で請求しますと、約30%の減額ということになりまして、月々で計算しますと、本来であれば月6万6,250円もらえるものが、30%減の4万6,375円ということになるということでございます。

議 長 田村正君。

12番 最初に、5ページから行きます。まだ認定されていないということだったので、なかなかこれは大変なのかなと。表立って準備することもなかなか困難なのかなという思いもあるので、もう長期的な対応をせざるを得ない状況なのかなというところです。1つ目の人的体制、担当、公衛連のほうで視察もしたということなのですけれども、なかなかプラの回収については市民感情が、面倒だというのが先走ります。特に公民館でも話題になります、私のところの。話題になりましたけれども、納豆なんかは大変だと、あれを洗うのにも大変だと、先にそういうのが強いのです。だから、本当に担当者も地球環境におけるプラの役割、もう何億トンですか、何千トンというプラが海洋に行っていると。そういうことで生物に影響、様々そういう点からも含めて、根本的なところからやはり在り方を説明していく必要があるし、そういう質問に対応できるという点では、担当者の研修等、人的体制は今の状況だという話なのですけれども、理事者のほうでこれは人的体制、職員も含めた研修体制、頭を切り替える、啓蒙する上で、今のままの体制では大変問題ではないのかなと。理事者のほうで、そもそもプラスチックの影響をどう捉えているのか。そういうことであれば、理事者としてやっぱり人的体制も取る必要があるのではないかと思うので、ぜひそこは見解をお願いします。

    もう一つは、集積場所ですけれども、業者だという、町内の特定の場所だというところですけれども、こういう例はあるのでしょうか。例えば盛岡広域圏内でも、収集している場所では梱包して送ると、その梱包をする上で特別の部屋を確保している。作業員も空気によって、大変細かくなったプラは呼吸からも可能性もあるというところで、非常に対応が面倒だと。その空気さえそのまま出せないと、燃焼させなければならないというところまであります。それを業者のところにそういう格好でやっていいのかどうなのか、そこはぜひやはり調査をして、それに対する対応を含めて、これは恐らくほとんど運送費とそれに関わる若干の中身ではないかなと、この補正金額からいきますと。ですから、そういう点で中身をもう少し調査をして、人的被害がないように、後でそういう問題にならないようにすべきだと思うのですが、見解をお願いします。

    次は、21ページです。答弁がありましたけれども、この間の全員協議会における資料の中で、国保の収入に対する1人当たりで、国保は協会けんぽと比べて半分だというところで、それで60歳からもらうと本当に4万6,000円しかなっていないというところで、本当にこういう低所得者、年金の受給者は大変な思いをして生活していると。厚生労働省の保険者の比較でも、もう国保を明らかにこれだけ低いです。所得も少ないし、その割には負担が大きいと、他の保険と比べて。ですから、そういう点では、ここのところにおける物価高騰の対応として、一時的ではなく、やっぱり恒久的なさらなる検討が必要だと思うのですが、いかがでしょうか。

    以上です。

議 長 町長。

町 長 プラスチックごみの資源回収に伴う人的な体制、研修体制ということでございます。本当に人類が生み出したこのプラスチックというのは、大変便利なものですが、それが非常に大変なごみとなっており、それから様々なマイクロプラスチックの問題もございます。そういう中を少しずつ改善していくのが、今回からの取組でございます。できるだけ人的な体制は配慮しつつ、研修体制を整えながら、町民が全体で見識が高まっていくような、地球環境を考えながら自分たちも生活すると。そして、プラスチックごみがかなり多い状況でございますので、それが分別されて資源化されることによって、普通の焼却ごみ、今まで焼却していた分がかなり減っていくのだということをしっかり実感して、協力体制が町ぐるみで取れるような、そういう体制をできるだけ取っていきたいと、そのように考えます。

議 長 町民課長。

町民課長 プラスチックの今回の集積に当たっては、業者が設置します一時保管場所というところに保管し、そこの場所でプラスチックごみを圧縮して運搬を行うということでございます。こちらの取組につきましては、国で今行っている認定制度というものは、町と収集業者が連携して行うということで、岩手県では初めての試みとなるものでございます。全国でもまだ3件しか行っていない事業で、本年度岩手町でも手挙げをしているわけでございます。この一時保管場所におきましては、周囲環境の調査は当然行うわけでございますが、そこの場所では具体的な処理は行わない、あくまでも圧縮して運搬をしていくという一時保管場所であるということから、県の指導もあり、特段廃棄物処理施設としての該当はしないという認識は受けているところでございます。

議 長 田村正君。

12番 まず答弁がないので、そこはいいです。5ページのところで、業者が圧縮するということですけれども、今の圧縮体制がどういう状況にあるのかぜひ調査研究をして、人的な被害にならないようなやっぱり対応をすべきだと。盛岡管内でも、そういう点で別室をつくって、そこの部屋の空気は、今は変わっているかもしれないけれども、当時は燃焼すると、焼却のほうの燃焼のほうに空気を送らなければならないと。そこまで厳密にやっている。それだけ人的なところの、まだその当時は調査研究が足りなかったかもしれないけれども、今はそうでないということであればそれでいいのですけれども、いずれ圧縮するその部屋自体が圧縮の過程において、粉末というか、そういうのも可能性があるということでした。ぜひそういうところも調査をして、どうあるべきなのか、そういうふうな被害にならないよう調査研究をして、まだ全国的にも例がないから、国でもとにかくこれに足を踏み出さなければならないということもあって、そういう方向で進んでいるとは思うのですけれども、あくまでもやっぱり安全ということを重視すべきだと思うので、調査をするということはいかがでしょうか。

議 長 町民課長。

町民課長 具体的にプラスチックの処理方法についても、もう少しお話しさせていただきます。各家庭では、これまでどおりプラスチックを集積所に入れられます。そして、現在想定しているのは週1回、そのごみを第1次保管場所というところに集めます。その第1次保管場所では、業者が処理するために現在青森のほうに運搬をする予定をしているのですが、運搬するに当たって、プラスチックというものは空気を含んでいますので、圧縮して持ち運びをしやすいように梱包をすると。その梱包したものを青森のほうに運んで、青森の工場でプラスチックを処理、加工するということで、町内の第1次保管場所では処理工程はないということで、基本的には圧縮するだけということでご理解を賜りたいと思います。いずれ調査等については、様々な先進自治体の例を聞きながら、きちっと安全に行ってまいりたいと考えております。

議 長 田村正君。

12番 もう一回いいですか。すみません、もう回数があれですけれども。私は、圧縮工程の話をしているのです。圧縮する上で、圧縮する工程の中で粉末が出る可能性があるのではないかと、その空気も外に出してはならないと。圧縮工程の中での空気を全部燃焼のところに送るというところまでやったのも、私は見たのです。ですから、そういうところでの影響があるかどうなのか、そういう点をやっぱり研究する、調査をする、このことが必要だと思うので、ぜひまず研修なり調査をするということでよろしいですよね。よければいいです。

議 長 町民課長。

町民課長 安全を期すために調査等を行ってまいります。

議 長 物価高騰のほうで、恒久対策というような質問あったので。

    副町長。

副町長 物価高騰対策については、恒久的な施策が必要ではないかというお話でした。そこの辺りについては、国において様々議論が進むものと考えております。

議 長 ほかに。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第1号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第1号 令和5年度岩手町一般会計補正予算(第7号)は原案のとおり可決されました。

    議案第2号 令和5年度岩手町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について質疑に入ります。質疑ありませんか。

    千葉岩男君。

5 番 先ほどの伊藤議員の質問、確認にも関連する部分ですが、まずは17ページ、県国保財政安定化貸付金ということで、900万円を借りるということになっております。これに関しては、1月18日の全員協議会で町民課のほうから説明がありました。その一文で、令和5年度は特に令和4年8月の大雨による農作物被害や物価、価格下落による農業所得減少のため、保険税も大幅に減少する見込みですと。この説明を受けまして、今回補正という形で出ておりますが、私が説明を伺いたいのはその借入れについての資料の2ページ、国保財政基金の状況ということで、今回は財政調整基金残高が2,0301,000円のところから、まず2,000万を国保のほうに、さらに先ほど可決されました補正のほうから一千三百幾らということで、そのほかに足りない分の900万を県から借りるということで、それの説明はその下に載っております、900万円がマイナスだと。それで、900万円の借入れの支払いは、次のページに、令和5年度の貸付けについては令和7年度から9年度で償還を行うということで、単純に3で割れば年間300万ということになりますが、ちょっと疑問に思ったのが、25ページに予備費ということで6464,000円、これ増額しているのです。それについては、先ほどの説明資料の2ページの下ところに、予備費の見込みということで6878,000円、900万円の借入れを起こすときに6878,000円の予備費というのは、何かそういう規定があるものなのかどうか。単純に考えれば、予備費を減らせば900万円の借入れは少なくて済むのかなと思ったので、その辺の中身について説明お願いします。

議 長 町民課長。

町民課長 17ページの県国保財政安定化貸付金900万円ということで、こちらに関するご質問でございました。さきの1月18日に行われました議会全員協議会の場におきましても、国保財政につきましてはご説明をさせていただいたところでございます。決算見込みの部分につきましても、国保税の減収、これが大きな減収の一つでございますし、また保険給付費、いわゆる診療報酬等が例年より4,000万円以上増額となる見込みということで、様々なご説明をさせていただきました。

    900万円につきましては、国保が会計上収支が赤字にならないように、予備的に県から900万円を限度にということで申請をしているものでございまして、今回予備費に合計で680万円積んでございますが、これは今後1月、2月の診療報酬等の支払いに不足が生じないようにするものでございます。予備費につきましては、診療報酬の3%程度を積んでいることが望ましいという指導はございますが、そこまではなかなか積めないということで、これについては最低限の金額で積んでいるものでございます。また、今後予算執行の状況を見ながら、県の借入れ、900万円限度となっておりますが、この金額につきましてもなるべく減額できるかどうか、それにつきましても会計年度末を見ながら判断していきたいなと考えております。

議 長 千葉岩男君。

5 番 今回の補正の関係で、先ほどの繰り返しになりますが、国保財政調整基金が残り301,000円ということで、ほとんど枯渇という内容です。最近は、天候も含め災害が発生している中で、調整基金がほとんどないということは、仮に、想定の話なのですけれども、何かあったときにどうするのかという備えを考えておかなければならないと思うのですが、それについてはどうでしょうか。

議 長 町民課長。

町民課長 国保の財政調整基金でございます。こちらにつきましては、国の指針におきまして、国保財政調整基金は保険給付費の過去3年の平均、これの5%とされております。本町の場合は約5,900万円、財調にあることが望ましいという指導でございますが、今ご指摘のとおり、今回の補正によりまして財政調整基金ほぼ枯渇している状況でございます。来年度以降の国保財政状況を見ながら、いずれ国保財調につきましても積み増しをして、健全な財政運営を図っていきたい。また、県等への相談もしながら、どのように運営していくべきかご指導を仰ぎたいと考えております。

議 長 田村正君。

12番 先ほど一般会計からの繰入れの論議になりましたけれども、県の指導は一般会計から繰入れしないようにということだと思うのですけれども、繰り入れても今はペナルティーはないですよね、前はあったのですけれども。まず、そこの確認をお願いします。

議 長 町民課長。

町民課長 国保会計へ一般会計からのいわゆる法定外繰入れ、それについては県の指導によりまして行わないようにということの指導があります。ペナルティーにつきましては、国ではいわゆるインセンティブと、加算という言い方をしまして、岩手県が国から交付金の加算が受けられなくなるというふうな表現でございます。我々は、そのペナルティーとインセンティブの違いはなかなか分かりづらいところがございますが、いずれ本来受け取れる交付金の額が減額されるということはそのとおりかなというふうに認識しております。

議 長 田村正君。

12番 先ほども国民年金の給付が非常に少ないという話をしました。60歳からもらうと三十何%減とありますけれども、さらにやっぱり納付不能期間がある人も結構います。そうすると、もっと差があるのです。ですから、平均3万から4万程度というと、かなりの人数がいるのです。ですから、そういう点から考えると、一般会計からという話を再三私は今までもしてきました。この間の、もう一度厚生労働省の資料でも、加入者1人当たりの平均というのは86万なのです、国保は。協会けんぽは159万、組合健保200万を超えるのです。倍以上なのです。そういう協会けんぽ、組合健保では、半額事業主が負担しているでしょう。そうなると、国保の場合、国が半分負担しなければならないと思うのです。だから、国の制度を他の町村でやってはならないという話もないし、これだけの格差が拡大している中で、岩手町に住んでよかったと言えるのは、やはり一般会計から入れて保険者の低減を図ると。こうしていかないと、協会けんぽから国保に替わった部分の人たちはそれなりに年金もありますけれども、まともに農家や、そして町内における事業主は本当に大変な思いして納めてきたし、中には納められないで、その30%以下のさらに低い人たちもいます。やはりここまで深刻な状況だと。ですから、町長、一人も取り残さないという点からいくと、ぜひそういう点も検討してもいいのではないかと。町として、そういう低所得者に対する対応として一般会計から繰り入れるというのも、様々研究、検討する必要があると思うのですが、いかがでしょうか。

議 長 町長。

町 長 低所得者の方々、非常にこの物価高騰の中で大変な状況にあると思います。様々な角度からの支援というのは、本当にこれからも検討、研究していかなければならないと考えております。なお、国保に関わる国の負担、そういったものもしっかりこれからも増額するように、様々なところで、例えば町村会を通じて要望活動も継続して行ってまいりたいと考えております。

議 長 ほかに。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第2号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第2号 令和5年度岩手町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。

    暫時休憩いたします。

 

(午前11時07分休憩−午前11時20分再開)

 

議 長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

    ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。

    会議を続行いたします。

 

    ◎発言の訂正について

議 長 発言の訂正がありましたので、お願いします。

    総務課長。

総務課長 大変申し訳ございません。先ほど一般会計のほうで、財政調整基金の残高の答弁をさせていただきました。その額についてちょっと修正をさせていただきたいと思いまして、今答弁申し上げたいと思います。

    先ほど答弁申し上げた金額でございますが、8億7,9803,000円ほどという答弁をさせていただきましたが、それを修正させていただいて、9億1,5423,000円ほどということの補正後の残高になるということで、その辺のところを答弁の修正のほうをお願いしたいと思います。

議 長 今の答弁に質疑ありませんか。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、会議を続行いたします。

 

議 長 議案第3号 印鑑条例の一部を改正する条例の制定について質疑に入ります。質疑ありませんか。

    松山宗治君。

7 番 1点だけお願いします。コンビニでできるということで、本当に便利になっていいなとは思います。ただ、コンビニで出てくるものにつきましては、どのように出てくるかということが想像できないのですが、朱色の印鑑押印がどのように出てくるのかをお聞きします。

    もう一つは、例えばコピー刷りで、その赤いものがなくて出てきた場合に、法的な影響はないのかということをお願いします。

議 長 町民課長。

町民課長 今回印鑑証明書のコンビニ交付がスタートするということでございます。コンビニエンスストアにあります多機能端末機、いわゆるマルチコピー機というものでございますが、こちらで交付されます。こちらの証明書には公印がつかれますが、これは黒色で同じコピーの色となっております。ここで改ざん防止等の措置が行われておりまして、印刷されている裏面にスクランブル画像というものが同時に印刷されます。したがいまして、コピー偽造の防止になりますし、これについては適正に公的機関で使われるというもので、国のほうの認可も受けているということでございます。

議 長 田村正君。

12番 関わりで大変申し訳ないのですが、個人番号カードで全国的にはかなりトラブルがあるというところですが、当町で今のところはないという状況でしょうか。

議 長 町民課長。

町民課長 個人番号カード、マイナンバーカードに対するトラブルでございますが、一昨年ほど様々な全国でのトラブルが発生いたしましたが、本町ではマイナンバーに関わるトラブルについては発生はしておりません。

議 長 ほかに。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第3号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第3号 印鑑条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    議案第4号 岩手町手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について質疑に入ります。質疑ありませんか。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第4号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第4号 岩手町手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。

    議案第5号 岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて質疑に入ります。

    田村正君。

12番 質疑の内容で、項目が多いので、質問の答弁に対する再質問のときに混乱するので、一問一答でお願いしたいので、お諮り願います。

議 長 ただいま一問一答方式という提案がありましたが、これに異議ありませんか。

(異議なしの声)

議 長 異議なしと認めます。

    質疑ありませんか。

    田村正君。

12番 それでは、建築当初から様々関わってきたので、質問させていただきます。

    まず1つ目は、工期等に関わる内容のところが1つ目です。入札完了から1か月以上経過したと、これはどういうことでしょうかと。あと5日早ければ12月議会に間に合ったのではないかなと、そうすると冬休みの活用も可能だったのではないかなと思うのですが、その対応はどういう理由でしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 この案件につきましては、入札を令和5年1220日に執行してございます。ここで業者が決定いたしまして、ここから仮契約という作業に入るわけですが、ここで年度末を迎えてしまったところ、仮契約にちょっと時間を要してしまったというところでございます。事実、仮契約については1月15日に締結しておりまして、このタイミングで提案させていただいているということでございますので、ご理解いただきたいと思います。

議 長 田村正君。

12番 冬の時期ですので、冬休み、春休みの学校の活用されていないときに活用できるなという点では、先ほどの5日間、もうちょっと早くやれば可能ではなかったのかなと思うので。

    もう一つは、併せてそうすると、工期は3月31日でしたか。3月です。4月の初めには入学式もあるのですけれども、それでも何日間か子供たちが学校に通わないという時期もあるので、そういう点では、休みを活用するという点では、そういう方法は考えられなかったのでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 このたび提案させていただいている工期については、令和6年3月31日工期ということで提案させていただいておりますが、入札時において参加業者に対しては、今回の工事については工事の年度繰越しをするということを前提に案内してございます。あわせて、3月議会で補正予算の提案をさせていただきたいと思っておりますが、そこで繰越明許費の補正を提案させていただきまして、工事を翌年度まで継続したいという考えでございます。ついて、春休み期間も有効に準備工等に使いたいというふうに考えているところでございます。

議 長 田村正君。

12番 ということで、それは活用の方向もあるということで検討しているということなので、ぜひ休みを活用したほうが子供等について影響がないと思います。

    もう一つは、名前にあるようにふれあいホール改修とありますけれども、結局屋根の工事です。だから、屋根の工事で雪、降雪、そして寒さ等からいって、冬の時期を回避すべきではなかったのかと思うのですが、その点での検討はいかがだったでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 今回の事業については、当初予算から実は予算計上してございまして、この事業においては調査、設計及び施工というところまで計画しておったところでございます。ただし、調査設計するに当たって、不測の時間を要してしまったということが1点ございます。本来であれば、降雪前に工事を終了させるということが望ましかったものでございますが、調査設計に時間を要したというところでございます。あわせて、この事業を新年度に改めて予算計上するという検討もしたところでございますが、それではまたスタートを切るのが非常に遅れてしまうということ。あとは、極力夏の降雨、梅雨とか、その時期には何とか完了させたいというところから、この事業については繰越しで、6年度前半のところで完了させたいという段階の案でございます。

議 長 田村正君。

12番 次に、設計等に関わる項目で、今回改修の設計はどこでしょうか。新築時の設計とは、同じではないですよね。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 このたびの改修工事に当たって設計していただいた業者については、盛岡市の久慈設計という会社でございます。新築時に設計していただいた業者とは、また別な業者ということでございます。

議 長 田村正君。

12番 当初設計した人が替わると大変な思いもあるし、かといって新築当時の設計に対するところでいけば、かえって改めたほうがいいのかなと、両方の側面があるので、なかなか難しい判断だと思うのですけれども、いずれあんまりあれにこだわらない点では、設計が業者は別だということでしたので。

    2つ目、設計に関わる点で、現場、学校での調査、意見、そしてそういう設計ができた段階での学校とのやり取りは、どういう状況だったでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 このたびの設計といいますか、施工に当たって、主なものについては外周、多くは屋根のふき替え工事というものになります。一部天井材の張り替えとか、あとは天井裏の断熱材の改修とか取替えとかはございますが、基本的にはまず外回りでの工事になりますということで、その説明は学校にしてございます。学校のほうからは、極力学校運営のほうに影響、支障のないようにするということで、おおむね了解はいただいているという状況でございます。

議 長 田村正君。

12番 次に、雨漏りの発生からかなり経過しております。最初の雨漏りの発見は5年ぐらい前だと思うのですけれども、いつから発生したのか、この雨漏りに対する対応がちょっと遅いのではないかと思うのですが、その要因なり内容についてお願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 こちらでも、これまでの改修履歴というものを調べられるだけ調べてはみました。確かに田村議員ご指摘のように、平成31年から雨漏りの部分補修ということで、業者のほうには作業の、修繕の委託のほうはしてございます。これまでも約5年にわたり、6回ほど修繕の依頼をしていたところでございますが、この作業を続けているにもかかわらず改良が見られないということから、今回思い切って屋根の全面ふき替えを決定したと、そういう判断をしたというところでございます。

議 長 田村正君。

12番 それぞれ調べてきたと言うのですけれども、この5年余の期間、利用者にとっては大変な思いです。保育所も視察して、保育所における雨漏りも本当に職員が大変な思いをしていると。雨の降るたびにバケツを移動しなければならない、雨量によって、風向きによって水滴が下りるところが違うというので、5年間にわたりやっぱり職員の対応は大変なものだったと思うのです。だから、そういう点では、本当にこういう期間は短期に対応するべきだということを指摘して、次に行きます。

    そうした中で、結果的に雨漏りの原因はどこなのかということが明らかになったのでしょうか。瓦屋根の場合はほとんど無理だと、どこが雨漏りか、もう専門家も言っているのです。ですから、雨漏りの原因は、特定するのが大変なのですけれども、今回は特定になったのでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 このたび調査するに当たって、原因究明というところから始まっています。その作業を進め、説明を受けている中で、ここではないかというところの報告は受けてございます。設計に当たってはそのとおり進め、施工に当たってもその設計どおり進めるということで、原因というものの想定は、ここが原因ではないかということの想定はしてございます。

議 長 田村正君。

12番 ある程度想定できたということですけれども、それにしても大金の金額の補修が必要なのだなという思いもあったので、お尋ねしたところです。

    次に、建物そのものの改修は検討されたのでしょうか。例えば屋根が3段階、4段階、5段階になっているかな、そういう点での一番の問題は上ではないのかなと、上部の三角形の一番上のところが。そういうところをどうするか、撤去も含めてそういうところまで検討したのかどうなのかお願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 今の川口小学校建設に当たっては、町民の地区の方々のご意見をいただいて、あの特徴的なデザインになったというふうに認識してございます。今回改修するに当たっても、基本的にはあのデザインといいますか、スタイルはそのままにしつつ、雨漏り部分を改修しようということにしておりまして、建物そのものの改修検討というものについては行ってございません。

議 長 田村正君。

12番 それで、デザインやスタイルはそのままだというと、結果的に雨漏りは新築以来15年たちましたよね。これから15年しかもたないのかという点が1つです。コーティングするということだと思うのですけれども、そのコーティングする材料もどういうものなのか私は知識がないので、そういうコーティングのあれは、地球温暖化の中で熱に対する対応能力、そして太陽の光、光線、紫外線ですか、それと地震に対する、こうした点での改修は、ああいう三角の建物においてはかなり困難ではないかと思うのですが、そういう点での検討はいかがか、お願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 ただいまのご質問の中で出ておりました、恐らく部材と部材をつなぎ合わせる、よくシーリングとかというのですが、部材のご質問かなと思います。確かに太陽の紫外線等々で、一般的に耐用年数は10年から15年というふうに言われております。今回最高部分の三角のガラスの部分についても、また改めてシール材の打ち直しということを行うわけですが、これについても15年が耐用年数ということになっておりますので、また15年後には見直さなければいけないということが基本にはなってございます。ただし、今回雨漏りとして原因がここではないかというところで想定したものについては、屋根のふき方といいますか、最高部分と屋根の取り合いの部分、接続の部分の施工に、一部効果的な工法を取り入れたということで、そちらのほうで今回雨漏りは防げるのではないかという検討の上、設計したというものでございます。

議 長 田村正君。

12番 いずれ災害やら、そして温暖化の中でどう対応できるか、これはもう自然相手ですから、簡単ではないと思うのですけれども、シーリング方法も含めて、どういう材質でどういうふうなものなのか、私は理解できないし、専門的な知識もありません。しかし、太陽光によって、先ほどプラの問題が出ましたけれども、プラスチックも劣化していくのです。ですから、様々な方法をしても、ああいう三角のところにおける工事の仕方というのは、コーティングやらシーリングだかよく分からないのですけれども、大変だと思うのです。ですから、そういう点では、どこの場所でもそういう点のないような仕掛けに今後するべきだと。あわせて、保育所における雨漏り等もありましたけれども、雨漏りによって配線のところに雨漏りすると、ショートする可能性もあります。ですから、学校だけでなくて、あらゆるところでやっぱり雨漏りは早急な対応をする必要があるというところを指摘して、次に行きます。

    次に、工事に伴う環境問題です。職員や子供たちに対する影響は、どういうふうな点が心配されるのか、それへの対応、利用制限。ふれあいホールはほぼ使えなくなるのかなと、そうなると思うのですが、その点ではどうでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 先ほどもお話ししましたとおり、今回は外部の工事が多くなります。ふれあいホールの利用制限についても、制限をかけなければならない期間は短期間であろうかなというふうに想定してございます。特にも天井材の張り替えとか、断熱材の張り替えとかが想定されるわけですが、その期間のみ利用制限しなければならないかなというふうに考えてございます。

議 長 田村正君。

12番 そうすると、この図面にある図書館やコンピューター、それからもう一つ、下のほうは何でしたか。もう一つ、ランチルームかな、様々ありますけれども、そういうところの影響は、利用の制限はほとんどしなくてもいいという中身でしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 一部になりますが、特にも屋根の一番天井の部分、ここの施工をするに当たっては、どうしても中からやらなければ、施工しなければならないという作業が出てきます。その点で、2階の図書室等々で一部期間において利用制限されるという認識でございます。

議 長 田村正君。

12番 ふれあいホールのところに足場を組むと思うのです。そうすると、かなり工事が、下から上までの屋根の部分ですので、あそこのふれあいホールを自由に出入りできるのかと。昇降口がありますけれども、そういう点で工事期間中におけるそういう影響はないのかどうなのか、そういう点での打合せは済んでいるのかお願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 屋根の改修に当たっては、全面的に仮設足場を組む計画でございます。昇降口については門型の足場といいますか、その区域だけ開放的になるような足場で、生徒、職員の出入りについては影響がないという設計で進めてございます。

議 長 田村正君。

12番 ふれあいホールそのものに足場も組みますよね。前回直射日光を遮断するために、上部のほうに幕ができるようになっているのですけれども、あのときの工事したときにすごくやっぱり足場を組んであったのです。あの足場を組んだのでは大変ではないのかなと、かなり前の話ですけれども。そういう点は大丈夫、心配がないという施工方法だということでいいのでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 このたび、最高の部分、トップライトの部分ですが、ここの施工に当たっても、2段目の屋根の部分に足場を組むという計画をしてございますので、ふれあいホールの中に大きな足場を組むという設計ではございません。

議 長 田村正君。

12番 次に、雨漏り以外における現場での改修要望を調査しているのでしょうか。いるならば、中身をお願いしたいと。というのは、当初からデザインが中心で、やっぱり利便性、そしてスタイル、デザインというのが重視されたものですから、様々な問題が発生しているという状況だと思うのですが、雨漏り以外における実態の状況については、どういうふうに捉えているのでしょうか。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 川口小学校の校舎につきましては、木造造りの特徴のある校舎というふうに認識してございます。これまでいただいた要望になりますと、教室とグラウンドの間に木製のベランダがございまして、そちらのほうがどうしても雨、風、あとは太陽光等々でだんだん傷んできたということから、こちらの改修をしていただきたいという要望は、学校のほうから上がってきてございます。こちらもなかなか手がつけられないという状況になっておりますが、極力子供さんがけがしないと、けがをさせないというような手だてで、今のところは一時的に応急対応しているという状況でございます。

議 長 田村正君。

12番 最後ですけれども、こうした様々な、新築以来15年たって、ようやくオープンスクールの中の天井を密閉したと。そして、その後は今回のような雨漏りだという点で、教職員や生徒は多大な影響を受けたと私は認識しています。そういう点で、理事者としてやはりこれについて、きちっとそれぞれの都度対応する必要があるのではないかと。子供の責任は現場ですけれども、施設に関する責任は行政当局にあると思うのです。これだけ影響させて、これだけの、新築における中身からいくと迷惑をかけたと、大変な思いをしていると。雨にしても、それから防音にしても、15年間にわたってやってきたということですから、こういう一つ一つについて、理事者としての対応をやっぱりきちっと当局はすべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

議 長 副町長。

副町長 施設については、デザイン、あとは機能、どれを取るかというのは、様々メリット、デメリットがあるということで、建設当時はそういう検討もされた上で建設はされたというふうに認識しております。その後、様々不具合が出た場合の改修等のことについては、その都度検討してまいらなければならないというふうに考えております。

議 長 田村正君。

12番 検討してきたけれども、15年間の防護措置ができなかったでしょう。15年間、教職員、そして子供たちに影響を与えたのです。そして、その後に今度は雨漏りの対策についてもそういう影響を与えて、雨のたびにバケツを移動しなければならないというのが実態でしょう。それは、施設の管理者としての責任ではないのですか。現場ではないのです。検討してきた、検討した結果、これだけ迷惑かけたということの認識がないわけですね、そうすると。

議 長 副町長。

副町長 雨漏りについては、やはり先ほど田村議員のおっしゃったように、なかなか場所の特定が難しいということで、改修は何度かしてきたというところでございます。それでも治まらなかった、今回のような大規模なふき替えが必要になった、それまでの期間、現場が、学校が運営上苦労したということについては、反省をしなければならないというふうに思います。今後もそういう面では、早めの対応をしてまいりたいと思います。

議 長 ほかに。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第5号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第5号 岩手町立川口小学校ふれあいホール改修工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。

    議案第6号 岩手町立沼宮内小学校校舎(管理棟)大規模改修工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて質疑に入ります。質疑ありませんか。

    松山宗治君。

7 番 2点あります。今回の工事の変更を行いまして、その後また新たな工事の変更があるのか、想定されるのかということが1つ。もう一つは、工期はどのぐらいを見通しているのかをお願いします。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 ただいま2点ご質問いただきました。1点目、この先さらに変更があるのかというご質問でございましたが、今回の第2回変更をもって、精算変更という形で工事完了を迎えたいというふうに考えてございます。

    2点目についてでございます。工期についてでございます。当初契約において、こちらの工事につきましては3月いっぱいという予定をしてございました。現場のほうは、実は想定よりも早く進んでおります。2月末もしくは3月初めあたりには工事完了を迎え、完成検査を受けられる態勢であるということは、現場のほうから報告いただいてございます。よって、3月末のイベント等については、支障、影響がないかなというふうに想定してございます。

議 長 橋幸子君。

9 番 沼宮内小学校は、たしか新築から43年、44年になるわけですか。ですから、このタイミングでの大規模改修はありかなとは思いますが、今回の補正を見ますと、改修用のドレンの交換とか天井点検口とか、あと設備ですか、いよいよ終盤になったのかなと思いますが、質問をしている旧低学年棟みたいな感じのところ、そちらについても私の認識では沼宮内小学校という1つのくくりで考えているわけですけれども、そこについてはまた別の工事が始まるのか、あるいは今年度で終了するところで、工事としては終了なのかということが1つ。

    あともう一つは、この大規模改修によっておよそどの程度の長寿命化が図れるのか、どういうふうにお考えなのかを伺います。

議 長 学校教育課長。

学校教育課長 ただいまのご質問、2点ございました。1つは、前回の定例会でも一般質問があったかと記憶してございますが、学童移転に伴うことばの教室の移転工事でございますが、こちらについてはこの大規模改修とはまた別に、令和6年度に改めて入札を行い、業者を決定したいというふうに考えてございます。この工事とは、また切り離して考えているという中身でございます。

    もう一点、耐用年数のことでございましたが、これまでも継続して国から交付金のほうをいただいて、工事のほうを進めているところでございますが、そちらの国の要件のほうを考慮しますと、国から示されているものについては50年ということで、50年もつような改修工事をしなさいという中身で進めているところでございます。

議 長 ほかに。

(なしの声)

議 長 質疑なしと認め、質疑を終わります。

    討論に入ります。討論ありませんか。

(なしの声)

議 長 討論なしと認めます。

    これより採決いたします。

    議案第6号について原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(全員賛成)

議 長 全員賛成であります。

    したがって、議案第6号 岩手町立沼宮内小学校校舎(管理棟)大規模改修工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。

 

    ◎閉会の宣告

議 長 以上で本日の日程は全部終了しました。

    会議を閉じます。

    令和6年第1回岩手町議会臨時会を閉会いたします。

(午後 零時02分閉会)